欠けてしまった江戸切子の器を直す

よく使う江戸切子のガラスボウルを洗っていたら、縁が大きく欠けていることに気付いた。

もしスポンジを使っていなければ手を切っていたかもしれない。いやー、危なかった。くわばらくわばら。

あわててじっくり見ると、他にも2箇所小さく欠けている。


割れたガラスは切り口が鋭くてすぐに指を切ってしまうので、おそるおそる触ると案の定かなり鋭い。

このまま使うと血の海を見そうで怖いが、かと言ってちょっと欠けただけの江戸切子を捨ててしまうのはもったいない。

さてどうしたものか、と考えながらGoogle先生に欠けたガラスの直し方を相談したところ、縁がかけたガラスは削ってしまうのが良いのだそうな。例えば、縁がほんのちょっと欠けただけのグラスは縁を全体的に削って高さを低くして直すらしい。

あいにく今回の江戸切子のボールは最大高さ1.5cm分くらい欠けているし、縁も厚いので全体を削る選択肢はない。

「じゃあ」ってんで、欠けたところだけ少し削って丸めてみることにした。

必要な道具はダイヤモンドヤスリだ。

我が家のダイヤモンドヤスリは百均で2本セットで売っていたものを、これまた百均で売っていた木の棒に穴を開けて埋め込み、接着剤で固めたというDIY製。材料費は締めて330円。接着剤がはみ出ていたり、少し曲がっていたりするが、そこはご愛敬。これで十分用は足せるはずだ。

万が一ガラスがさらにかけて破片が当たったりすることがないように防御用眼鏡をかけ(と言いつつ実は老眼鏡)、欠けたところにやすりを当てて角を落とすように優しく削ってみる。

なんせ初めてなので、おそるおそるビクビクとやすりを当ててみたが、思ったよりも簡単に削れる。

ほんの少しの力で尖っていた鋭利な角があっというまに丸くなった。

調子に乗って貝の表面のようになった凹みにもやすりを当てると、すぐにすりガラスのような表面になり、触るとすべすべだ。

「なんだ、めちゃくちゃ簡単じゃないか」

と調子に乗って納得のいく凹みと滑らかさになるまでそぉーっと優しく削っていく。

ほんの10分くらいで三箇所の欠けの鋭利な表面が滑らかになり、修理が完了してしまった。

削りかすは洗い流しておしまい。

これで安心して使い続けることができる。

今回は厚みのあるボウルだったので自分で削ることができたが、薄いワイングラスはきっと怖いだろう。やはりガラス製品は割ったりカケたりしないように丁寧に扱うに限るな、と思いつつ、初めてのガラス製品の修理に大満足の午後であった。

Photo by Sooim Kim

Sooim KIM 

面白い映画、演劇、ドラマを求めてあちこちをさまよいつつ、美味しいものを食べ、好奇心にまかせていろいろ作る。

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