京都四条大橋のたもとには、ひときわ目を引くスパニッシュバロックの洋館がある。
大正15年に建てられた中華料理の老舗、東華菜館だ。
ランドマークにもなっている東華菜館は、鴨川にかかる四条大橋から眺めるとその美しい姿に惚れ惚れするが、正面玄関を中央にして、左右対称に並ぶ2つの看板もまた美しい。
右側にあるのはしっかりした明朝体の看板。

左側、鴨川のそばにあるのはアルファベットの看板。
どちらも緑の背景に金色の文字。どちらも瓦屋根の下、電灯の温かい光を浴びている。
どれ、ちょいと遅めの昼ごはんでもいただいて、日本最古のエレベーターにも乗せてもらうかなと思ったが、あいにく工事をしていて臨時休業。
仕方がない。次回、京都に帰った時のお楽しみにしておこう。