
地元では誰もがLAXと呼ぶロサンゼルス国際空港の中心にあるテーマ・ビルディング(Theme Building)はスペースエイジを象徴するミッドセンチュリーモダンの建物だ。
天辺でクロスした2つの白い放物線が中央のキノコ型の建物を守っているようなデザインで、まるで宇宙からやってきたUFOがここに着陸したようにも見える。
1961年に建てられたビルで、きのこの一本脚の部分から上に上がると360度ぐるりと見渡せるレストランになっていたそうだ。
90年代に大掛かりなリノベーション工事があり、1997年からThe Encounter Restaurantとして営業していたのだが、9/11の後、セキュリティーのために閉じられてしまった。レストランは2010年7月に土日限定で再オープンしたものの、それも2013年12月にクローズして以来、閉じられたままだ。
一階には現在、エンタメショーを米軍に従事する兵士とその家族に提供するBob Hope USO(ボブ・ホープ米国慰問協会)の事務所が入っている。
