鳴門鯛焼本舗の鯛焼き

わりと近くに住んでいる姉に借りたいものがあって連絡をしたら「ちょうど散歩に出るところだからどこか都合の良いとこで待ち合わせしよう」ということになった。

「そうそう、鯛焼き買っていったげよか?」と言われ、「やった!ありがとう!」と即答。

姉は最近、運動不足解消のため長い散歩をするようになったそうで、その散歩コースの一つに美味しい鯛焼き屋さんがあるそうだ。

待ち合わせ場所に先についた私は建物の壁によりかかり、姉がどっちからくるのか左右を見回しながら待っていると姉があちらから歩いてきたので、あ、来た来た! と思ったら知らないおじさんだった……。失敬失敬(姉にたいして)と思いまたキョロキョロし、あ! あれだ、来た来た! と思ったらまた知らないおじさんだった……。

ごめんよ、姉さん……。

と思っていたら向こうから姉が笑いながら歩いてきた。
あぁ、姉だ姉だと安心しながら「わざわざありがとう」と挨拶する。
姉は鞄から私が借りたかったものを取り出して「まずはこれやろ。ほんでこれ」とまだ温かい鯛焼きの袋を渡してくれた。

「ありがとうありがとう」と、用件を済ませたら即効で別れる姉妹。コロナ禍なのでお互いに気をつかいあっているわけです。

というわけで受け取ったものを抱えていそいそと家に帰り、もらった鯛焼きの袋を取り出しました。

鳴門鯛焼本舗と書かれています。全国にチェーン展開されている有名なお店のようです。

中には十勝産あずきと鳴門金時いもの鯛焼きが一つずつ入っていました。

鳴門鯛焼本舗のたいやき Photo by Yoko Kadokawa

せっかくなのでお皿に盛ります。

鳴門鯛焼本舗のたいやき Photo by Yoko Kadokawa

美しい。
形がものすごく美しいではないですか。
くっきりでいてすっきり。

どうやら鯛焼きには「天然もの」と「養殖もの」と呼ばれるものがあるらしく、「天然もの」は鯛焼職人が一丁2キロもある焼型に生地と餡をのせ、直火の火床の上でガチャガチャと移動させながら一匹ずつ丹精こめて焼き上げる「一丁焼き」のたいやきのことをさすそうです。

そして「養殖もの」は一度にたくさん焼くことができる、鯛が行儀良くずらりと整列している量産タイプの焼き型で焼くものをさすとか。

鳴門鯛焼本舗のたいやき Photo by Yoko Kadokawa

鳴門鯛焼本舗の鯛焼きは天然もの。
それをまだ温かいうちにひとくち。

サクッとしてパリッとしてそれでいてもっちりした皮の食感。
餡子の甘さもちょうどいい。

これは美味しいなー、とあっというまに完食。
鳴門金時いものほうは取っておこうと思っていたのに続けて食べてしまうという。

このいも餡がまたなめらかで美味しい。

毎日毎日鉄板の上で焼かれて嫌になっているとは思うけれど、今度通りかかったら私も買おうと思う鯛焼きを本日のおやつと致します。

鳴門鯛焼本舗のたいやき Photo by Yoko Kadokawa

Information
鳴門鯛焼本舗 Webサイト

Photo by Yoko Kadokawa

Yoko Kadokawa

バリエーション豊かな作風で雑誌、Web、書籍、モバイル、広告など様々な媒体で活躍するイラストレーター。デジタル、手描きを問わず、時に美しく、時にコミカルに、常に独自の世界を作り出す。

鳴門鯛焼本舗の鯛焼き」への2件のフィードバック

  1. マスクしていると、顔、よくわからないですよね笑 あるあるですw

    長女のところの近所にあって、食べたことがあります。美味しいですよね。
    それにしても、素敵な器で、鯛焼きというより「お造り」感が笑
    天然真鯛の美しいフォルムが存分に伝わってきます!!

    いいね: 1人

    1. ありがとうございます^_^
      姉はショートカットで服もメンズものをよく着たりするので遠目からだとよく間違えます(笑)

      たしかに「お造り」みたいですね!笑

      いいね: 1人

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