赤信号で車を停めた時、周りの人たちが皆空を見上げていることに気づいた。
つられて私も空を見上げると、雲ひとつない青空の下、飛行機が「HO」と白い文字を書いていた。
クリスマスも目前だからか、隣の車の子どもは、サンタクロースのおきまりのセリフ「HO HO HO」に違いないと声を張り上げてはしゃいでいる。
信号が変わってそのまま運転を続け、所用を済ませた帰り道、もう一度空を見上げると、飛行機はさらに2文字「P」と「E」を書き足していた。
HOPE
確かにこの青空を見ていると希望が出てくる。
カリフォルニアの空には希望があるのだ。
