オスとメスとで味がまったく違い、どちらも滅法美味いという上海蟹。
となると雌雄両方食べたいが、レストランで食べるとお財布が痛い。じゃあ自宅で調理して食べてやれ!と決意し、自宅で蒸して食べてみた上海蟹のお話がこちら。
ここでは上海蟹の選び方と下処理の仕方、蒸し方を詳しくご説明しよう。
上海蟹の選び方(オスとメスの見分け方)
まずは上海蟹のオスとメスの見分け方だが、これはとっても簡単。お腹を見ればすぐにわかる。
メスはお腹の甲羅が丸く円を描いているが、オスはとんがった三角形になっている。

メスの食べ頃は10月。オスの食べ頃は少し遅くて11月。どちらも丸々太って蟹ミソがたっぷり詰まっている。
上海蟹の下処理
上海蟹は湖蟹なので、寄生虫が付いていることもある。調理する前に必ず生きているかをチェックして、綺麗に洗おう!

生死を確認するためには水を張ったボールや鍋にカニを入れて30分ほど行水させると良い。口から泡を出したり、脚をもぞもぞと動かせたりしたら生きてる証拠。また、やましいことがある蟹はここで「わたしが犯人です」と泥を吐く。
もしこの状態で口から泡を出さず、動かない場合、一度縄を解いてみる。(死んだふりして脱獄を計る知能犯もいるのでくれぐれも注意)
縄を解いてもツンツンつついても動かないカニは既にご臨終あそばしている。残念だが食べずに念仏だけ唱えてさようならしよう。
上海蟹の蒸し方

上海蟹を蒸すとき、湯の代わりにビール1缶を水で割ったビール湯を沸かす人もいる。私はビールはぐびぐび飲む派なのでお湯で蒸す。
カニを蒸すときは甲羅を下にし、腹の上に薄切りの生姜を乗せて一気に蒸す。生きてるカニを蒸すのだ。「あちっ!」と思う間も無く一気にあの世に送ってやるのが良い。
蒸し上がった上海蟹は黒酢と千切り生姜と一緒にいただく。
紹興酒ととてもよく合う。
上海蟹の下処理と蒸し方

蒸しあがった上海蟹
上海蟹は湖蟹なので、寄生虫が付いていることもある。調理する前に必ず生きているかをチェックして、綺麗に洗う。
上海蟹を蒸すときは湯の代わりにビール1缶を水で割ったビール湯で蒸す人もいる。また、蟹の腹の上に生姜の薄切りを乗せて蒸す人も多いが、省略しても十分美味しい。
蒸しあがった上海蟹は黒酢と千切り生姜と一緒にいただくととても美味い。
*死んでるカニは決して食べないこと。死んでいるかどうかのチェックは、口からぶくぶくと泡を出すか、動くかどうかで判断。怪しいカニは一度縄を解いてみると良い。(死んだふりして脱獄を計る知能犯もいるのでくれぐれも注意)
食材
- 上海蟹 食べるだけ
- 水(お好みでビール1缶を混ぜても良い)
- 生姜の薄切り 適量(省略しても良い)
手順
- 上海蟹は紐で結ばれた状態のままにし、爪や毛に付いている汚れを歯ブラシなどで落とす
- 汚れをざっと落としたら、水をひたひたに張ったボールや鍋に上海蟹を入れて30分ほど行水させる。口からプクプクと泡を出したり、脚をもぞもぞと動かせたりしたら生きてる証拠。もしこの状態で口から泡を出さず、動かない場合、一度縄を解いてみる。縄を解いてもつついても動かないカニは死んでいるので、食べずに捨てる。
- 蒸し器を用意し、湯を沸かす。お好みでビール1缶を水に加え、ビール湯を沸かしても良い。
- 湯が沸いたら蒸し器の上段に蟹を腹を上にして並べ、蟹の腹の上に土生姜の薄切りを乗せてすぐに蓋をする。
- 大きさにもよるが、中火で約10〜15分蒸して出来上がり。
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