少し秋めいてきたある日、久しぶりに駅から少し離れた場所にあるお花屋さんに行きました。
夏の間はどうしても歩くのが嫌で、駅直結のチェーン店のお花屋さんを利用していたのですが、駅から少し離れたそのお花屋さんは小じんまりした可愛らしいお店で若い女性が経営されてます。
珍しいお花もチラホラあるのでとても好きな花屋さんなのです。
ズラッと並んだ花と財布の中のお金とを睨めっこしながら「これは何ていう花ですか?」「これはおいくらですか?」と質問し選んで行きます。
で、ふと目をやった先に不思議な花があったので「これはなんですか?」と尋ねたところ「それはコエビソウです」と店員さん。
海老に似てるからその名がついたとか。
確かに海老っぽい。
「洋名はたしか変な名前だったんですよね~」と言いながらタブレットで調べてくれて「そうそう、ペロペロネです」と。
「え? ペロペロネ? ペロペロネ?!」
と、つい2回聞きなおしちゃいましたよ。
そのヘンテコな名前と風貌のお花を花瓶から引っ張り出して、他に選んでいたお花と一緒に購入してきました。

こちらがそのコエビソウ。
海老っぽいです。

先には白くて可憐な花が咲いてます。

他にも菊やカーネーションを買ったのですが、カーネーションがちょっと咲きすぎていたということで「もう日持ちしないから」とカーネーションを余分に、さらにオマケのお花も付けていただきました。
個人で経営されてるお店はこういったサービスをしてくれるところも嬉しいのです。
おまけにつけていただいたクルクマ。可愛いです。

で、話は戻りますがさっきのコエビソウ。
最近すっかり物忘れがひどくなった私は、そのインパクトある別名を忘れまいとお店を出たあとにスマホのメモアプリに名前を書いておいたんです。
家について花を生け、スマホのメモを確認したら
・ペロペロピー
と書いてましたね。
勝手にちょっとだけ面白くしちゃってた。

Photo by Yoko Kadokawa
追記)洋名はペロペロネではなくベロペロネらしいです。