ダーニングと刺繍で直す:レインジャケットの破れ

相棒が愛用しているレインジャケットが大きく破れた。

二重構造になっているポケットがレバー式のドアの取っ手か何かに引っかかって派手にビリっと破けたんだそうな。

いやはや、かなり大きく裂けている。

ざっと15センチくらいあるだろうか?

と思ったら、よく見ると裾の折り返し部分までぐるりと裂けていて結局長さ約18センチの破れだった。

ここまで派手に破れていると目立たないように直すのは難しいし(小さくても難しい)、むしろ目立つように直す方が気も楽だ。好きなようにさせてくれるならという条件で破れを繕うことにした。

裁縫箱の中をゴソゴソと物色すると、30センチ近くある黒いバイヤステープの切れっ端があったのでこれを裏から当てる布として使うことに決定。

バイヤスにカットされているのでほつれにくいし、伸縮性もあるから便利なのだ。

早速アイロンをかけて折り目を広げ、まち針で止めて破れの周りを表からチクチク縫う。

表の縫い目は小さめにしてチクチク縫い終わった状態がこれ。

これだけだと心許ないので、さらに二重、三重にぐるりとチクチク縫い、ポケットに力がかかる部分を残ったバイヤステープでさらに補強し、そこもチクチク。

これで一応穴は塞げたが、傷が生々しいしきっとまたすぐに破れるか取れるかしそうなので、この上からダーニングしておくことにした。

このレインジャケットは撥水加工されている目の詰まった生地が使われているので、あんまり針穴を開けるのは実はよくない。そうとは知りつつも、なーに、派手に破れているよりはいいさと気にせず靴下の穴を繕う時に使う刺し子用の糸でダーニングを始める。適当でいいのだ。

セクションをざっと3つに分け、まずは下のセクションを仕上げてから上のセクションを仕上げる。

ダーニングは穴の開いた部分に縦に糸を刺し、次にその縦糸を交互に通るように横糸を渡して行って布を織る要領で穴を繕う。

作業は細かいけれどとても単純なので、ラジオやポッドキャストを聴きながら、あるいはあまり真剣に見なくても良いドラマをAmazonやNetflixで見ながらできるのが楽しい。

今回は真ん中を少し開けて、上と下のセクションだけダーニング。

ダーニングが終わったところで、お気に入りの刺繍本を取り出してくる。

イカした恐竜の刺繍図案がたっぷり載っている千葉美波子氏の「はじめての恐竜刺しゅう」だ。

今回はこの本に載ってる目の下にクマのあるちょっといかつい恐竜を刺繍することにした。

こいつをダーニングせずに開けておいた中央の部分に刺繍する。

ちょうどポケットと身ごろの境目に配置できるので「ポケットから恐竜が出てこようとしている図」になるはず。

私はどうもロング&ショートステッチが苦手で、いつも綺麗に刺せない。おまけに刺繍糸の本数を間違って3本どりにしてしまったので、ボディが少しゴツゴツした雰囲気に仕上がってしまった。

しかも目を入れる位置が後ろすぎて、はっきり言ってかなり怖い容貌だ。

こ、怖い。

なんだか背後のダーニング部分が夜の高層ビルのようにも見え、恐竜がだんだんローランド・エメリッヒ監督版のゴジラに見えてきた。

いっそのこと、背中に3列の背ビレをつけて、口から放射熱線でも吐かせてやろうか?

とも思ったが、すでに指が疲れていたのでゴジラにする思いつきはあっさり捨てる。

まあいつかもし気が向いたらその時にでも。

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Sooim KIM 

面白い映画、演劇、ドラマを求めてあちこちをさまよいつつ、美味しいものを食べ、好奇心にまかせていろいろ作る。

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