冷たくて爽やかなケーキが食べたくなる季節。
スーパーの店頭に並ぶイチゴが随分安くなっているのを見て、そうだ、イチゴをたっぷり乗っけたクリームチーズケーキを作ろうと思い立った。
でもあれやこれやを混ぜてオーブンでじっくり焼くチーズケーキはちと面倒くさいので、簡単バージョンのお手軽版でいく。
このお手軽版はタルト台さえ焼けば、あとは混ぜて冷やすだけでできるので、あまり手をかけたくない時にはもってこいなのだ。
チーズケーキといえば底にグラハムクラッカーやクッキーを使ったクラストが定番だが、クッキーを細かく砕くのも面倒な作業なので、今回はクラッカーやクッキーベースのタルト台よりも簡単にできる(と思う)我が家の定番タルト台を焼くことにした。
このタルト台はほんの少しの砂糖と塩を混ぜた小麦粉に、ほんの少しの牛乳を混ぜたオイルを加え、ざざっと混ぜて一つにまとめたら、それを直接タルト型にぎゅぎゅっと敷き詰めて焼くだけという簡単さで、生地を冷蔵庫で寝かせる必要もなければ、台の上で麺棒を使って伸ばす必要もなく、オーブンに放り込むまでほんの数分でできるのが嬉しい。
しかも出来上がりはサクサク。
使うオイルを変えれば風味も簡単に変えられるので、タルトのフィリングによってアレンジでき、一度これを覚えてしまうと他のタルト生地は面倒すぎて作らなくなってしまうという、ある意味危険なレシピでもある。
その危険なレシピ、今回はチーズケーキに合うようにオイルの半分を溶かしバターにして作ることにした。
タルト台
タルト台の材料
直径24cmのタルト台1つ分
・薄力粉 200g
・砂糖 小さじ1
・塩 1つまみ
・オリーブオイル 60cc
・溶かしバター 60cc
・牛乳 大さじ2
タルト台の作り方
まずはオーブンを220度に余熱しておく。
ボウルに薄力粉、砂糖、塩を入れてざっと混ぜる。

別のボウルにオリーブオイル、溶かしバター、牛乳を入れ、ドレッシングを作る要領でフォークか粗い泡立て器でよく攪拌して乳化させる。
材料をボウルに入れたところ お気に入りのみそマドラーで攪拌するとすぐに乳化する
これを粉を入れておいたボウルに入れ、捏ねないように優しく混ぜる。

くるくるっと混ぜると、かなりべたべたした状態の団子になるはず。
それをタルト台の上にどさっと乗せ、指や底の平らなグラスなどを使って型におさまるようにギュッギュと敷き詰めていく。
綺麗に敷き詰められたら、底の生地をフォークで軽く突いて穴を開ける。
焼いている間に膨らまないように、生地の上にクッキングシートとアルミホイルを重ねて敷き(*)、パイ用の重石を乗せて220度に温まったオーブンで30分ほど焼く。
*追記:クッキングシートとアルミホイルを重ねるのには理由がある。うちのパイ用重石はセラミック製で、クッキングシートだけだと油分を吸ってしまうのだ。さりとてアルミホイルだけだと生地によってはくっついてしまってタルト台の表面が剥がれてしまう場合がある。この生地はアルミホイルだけでも大丈夫とは思うが、まあ念のため。
途中、20分ほど経過した時点でクッキングシートとアルミホイルごと重石を外し、きつね色になるまで焼く。
焼き上がったらオーブンから出して完全に冷ましておく。

苺のクリームチーズタルト
材料
・タルト台 1つ
・クリームチーズ 200g(室温に戻しておく)
・生クリーム 200cc
・粉砂糖 100g
・苺 1パック
・粉砂糖 大さじ1
室温に戻しておいたクリームチーズをボウルに入れ、柔らかくなるまで泡立て器で混ぜ、粉砂糖を加えてフワッとなるまでよく泡立てる。
クリームチーズを室温に戻す時間がない時は、電子レンジに10秒ほどかけて柔らかくしても良い。
別のボウルに生クリームを入れて角が立つまで泡立てる。
これをクリームチーズのボウルに2、3回に分けて入れ、その都度よく混ぜる。
フィリングはこれだけで出来上がりだ。
これを冷ましたタルト台の中に入れ、表面を平らにすれば良いだけ。
このままでも食べられるのだが、冷たい方が美味しいので冷蔵庫でしっかり2時間以上冷やす。そのほうがクリームが少し固くなって切り分けしやすくなり、トッピングの苺が沈むこともないのだ。

お次は苺のトッピングだ。
苺を洗ってヘタを取り、縦半分に切ってボウルに入れ、粉砂糖大さじ1を入れてよく混ぜる。これで終わり。
数分置いておくと砂糖が溶けて表面に苺のジュースが出てきてこんな感じで艶々になる。

これを冷蔵庫から出したタルトの上に盛って出来上がり。


フィリングはクリームチーズと生クリームと砂糖を混ぜただけのシンプルなものだが、この軽いクリームチーズフィリングが苺の酸味とサクサクとしたバター風味のタルト台とよく合って、なかなかの美味しさだ。

苺の季節にぜひお試しあれ!
苺のクリームチーズタルト

苺のクリームチーズタルト
サクサクしたバター風味のタルト台にホイップしたクリームチーズと生クリームのフィリングを詰め、艶々の苺をトッピングした苺のクリームチーズタルト。軽くて爽やかで、今の季節にぴったりのお菓子です。
タルト台は冷蔵庫で寝かせる必要も、麺棒でのばす必要もなくてとても簡単。簡単すぎて、一度作るとこれ以外は作りたくなくなるかも?
苺のかわりにフレッシュブルーベリーや他のフルーツを乗せても美味しいです。
食材
- 【タルト台】
- 薄力粉 200g
- 砂糖 小さじ1
- 塩 1つまみ
- オリーブオイル 60cc
- 溶かしバター 60cc
- 牛乳 大さじ2 【フィリング】
- クリームチーズ 200g(室温に戻しておく)
- 生クリーム 200cc
- 粉砂糖 100g 【トッピング】
- 苺 1パック
- 粉砂糖 大さじ1
手順
- タルト台を作る。オーブンを220度に余熱しておく
- ボウルに薄力粉、砂糖、塩を入れてざっと混ぜる。
- 別のボウルにオリーブオイル、溶かしバター、牛乳を入れ、ドレッシングを混ぜる要領でフォークなどでよく攪拌して乳化させる。それを2の粉を入れておいたボウルに入れて捏ねないように優しく混ぜ合わせる。
- ベタついた大きな団子にまとまるので、それをタルト台の上に移し、指と底の平らなグラスなどを使って型におさまるように敷き詰める。
- 底の生地をフォークで軽く突いて穴を開け、クッキングシートとアルミホイルを敷いて重石を乗せ、220度に温まったオーブンで30分ほど焼く。
- 途中、20分ほど経過した時点でクッキングシートとアルミホイルごと重石を外し、狐色になるまで焼く。焼き上がったらオーブンから出して完全に冷ましておく。
- フィリングを作る。クリームチーズを室温に戻し、泡立て器でフワッとするまでよく泡だて、粉砂糖を加えてよく混ぜる。
- 別のボウルに生クリームを入れて角が立つまでよく泡立てる。
- 7のクリームチーズのボウルに8の生クリームを2、3回に分けて入れ、よく混ぜ合わせる。
- 完全に冷めたタルト台の中にクリームを入れて表面を平らにし、ラップをかけて冷蔵庫で2時間以上冷やす。
- 苺を洗ってヘタを取り、縦半分に切ったものをボウルに入れ、粉砂糖をかけてざっと混ぜ合わせる。数分経つと砂糖が溶けて艶が出てくるので、冷蔵庫から取り出したタルトの上に盛って出来上がり。
いちご、安くなってきましたね!
美味しそう❤ 甘いものはそれほどでもない私の好物はベリー系です!!
甘いものを時々しか作らない私でも、出来そうなタルト生地ですが、
クッキーを砕いた方が簡単笑 しかしながら、自分で作ると添加物が入らないのでチャレンジしてみたいです!!
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自分で作ると甘さも調整できるのがいいですよね。
私はオーブン使うのも面倒な時は、適当に砕いたクッキーをそのままグラスの底に入れて、上からクリームチーズフィリング入れて、苺をトッピングしてパフェ風にもします。切り分ける必要もないのでさらに簡単!
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美味しそう☆真似してみますお♪
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