新型コロナウイルスCovid-19の流行のせいでマスクが必需品となってずいぶんになる。
一時期は店頭から消えてしまった不織布マスクも、今はサイズや色や形の選択肢も選り取り見取りで簡単に手に入るようになった。
ところが、ここのところ従来株よりはるかに感染力の高いデルタ株が流行していて、飛沫感染と接触感染よりもエアロゾル感染(ウイルスを含んだエアロゾルを吸い込むことで感染する、いわゆる空気感染)への対策がより肝要になっている。
なんせ、空気中に漂う微粒子のエアロゾルが新型コロナの主要な感染経路だと専門家が声明を出したばかり。「ウレタン製や布製マスクでは、エアロゾルの吸入阻止に無力だ」と注意を促しているので、これまで使っていたマスクも見直したほうがいい。
デルタ株は若くても子供でも重症化の危険性があるし、例えワクチン接種済みでもブレイクスルー感染(突破型感染)して気付かない間に周りに感染を広げてしまうこともあるため、アメリカのCDC(Centers for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)も、一時はワクチンを接種した人はマスクをしなくて良いと言っていたのを7月に修正し、屋内の公共スペースやリスクのあるエリアではマスクを着用するよう言っている。
またマスクで重要なのはフィルターの性能と顔面にいかにぴったりフィットさせるかの2点なので、マスクのフィットを高めるため、不織布マスクやサージカルマスク(医療用マスク)の上から布マスクを重ねるダブルマスクや、ブレースなどの補助具を使うことも勧めているし、フィルター性能とフィットの両方に優れている高性能マスクへのグレードアップも推奨している。
私もこの1年と数ヶ月の間に少しでも快適に不織布マスクを着けられるよう試行錯誤を重ねてきて、ここ半年ほどはKN95、KF94 など、いわゆる高性能マスクも試し、最近ようやくこれだと思えるものが見つかったところ。
ということで、今回はマスクのお話。
まずは、日本でマスクを選ぶ時に知っておくべき用語や現状と、外国規格の高性能マスクの特徴の話から始めよう。
PFE・BFE・VFEとJIS T9001
日本で市販されている一般用マスクのパッケージに「99%カット」などと表示してあるのを見たことがあるだろう。
じっくり見るときっとどこかに PFE・BFE・VFE の文字があるはずで、このアルファベットにはそれぞれこんな意味がある。
PFE(Particle Filtration Efficiency)/ 微粒子捕集(ろ過)効率
0.1μmの微粒子をどれくらい捕集できるか示すもの
BFE(Bacterial Filtration Efficiency)/ バクテリア飛沫捕集(ろ過)効率
3.0㎛の粒子をどれくらい捕集できるか示すもの
VFE(Viral Filtration Efficiency)/ ウイルス飛沫捕集(ろ過)効率
1.7㎛の粒子をどれくらい捕集できるか示すもの
*2021/9/3追記:それぞれの粒子の大きさは一般財団法人カケンテストセンターで試験に使われている試験粒子サイズ
要するに、それぞれ異なる粒子の大きさの補修効率を表していて、これがマスクの性能表示に使われているのだ。
ただここで注意が必要なのは、パッケージに大きく「99%カット」とか「99%カットフィルター使用」と書かれていても、どの大きさの粒子をカットするのかよくわからないこと。
よくよく見ると小さく「*」印がついていて、「*」をたどると例えば「VFE規格クリア」とか「VFE試験平均値」としか書いていなかったりする。つまりこの場合使われているフィルターはテストで1.7㎛の粒子をカットすることが確認されたウイルス飛沫遮断用のフィルターということになる。
マスクによってはPFE・BFE・VFE の記載がなく、「99%カット」するのは実はかなり大きな粒子の花粉だけということもあるので、マスクを選ぶ時に必ずチェックした方が良いのがまさにここ。
エアロゾル感染対策が目的なら、PFE値の基準をクリアしているもの(95%以上)を選ぶのが良い。

©️ (一社)日本衛生材料工業連合会 全国マスク工業会
実はこれまで日本には医療用マスクや一般用マスクの性能について国の検定規格がなかった。
あったのは「全国マスク工業会」という業界団体が策定した「マスクの表示・広告自主基準」で、読んで字の如く、これはマスクの性能について消費者に誤解を与えないようにと業界が作った自主基準だ。(なので会に入っていないメーカーはこの基準に沿わずに広告することもある)
だが今年6月に厚生労働省がようやく医療用マスクと一般用マスクのJIS規格を制定した。検定規格を通ったマスクには「JIS T9001」の表示が付けられるようになり(詳しくはこちらのガイドラインで読める)、PFE・BFE・VFEのそれぞれのテスト結果も決まったフォーマットで記載されることになったので、マスクの性能がより見やすくなる。
それでも、後述するアメリカのN95や韓国のKF94のように、一定以上のフィルター性能を持つマスクが一目でわかる特別な規格ができたわけではないので、性能のわかりやすさの点ではまだまだだ(*注)。今後もPFE・BFE・VFE欄はチェックする必要があるし、この3つの違いはしっかり覚えておいた方がいい。
*注:医療用マスクは3つにクラス分けされている。(2021年9月1日追記)
JIS T9001
・日本の規格(2021年6月16日に制定された日本産業規格)
・(一社)日本衛生材料工業連合会が関係する機関と連携し規格の適合性を審査
・フィルター性能:製品に記載されているPFE・BFE・VFE欄を参照
・一般向け
外国規格の高性能マスク
N95マスク

N95というのはアメリカのNIOSHが定めた規格で、最も捕集しにくいと言われる0.3μmの微粒子を95%以上捕集できるマスクのことだ。PFE・BFE・VFEを確認しないと性能がわからない日本の一般用マスクとは違い、N95と書いてあれば最低この性能と決まっているのでとてもわかりやすい。(*注)
形は複数あるが、上の写真のような丸いカップ型のものをよく見る。ノーズワイヤーと、後頭部で固定する2本の伸縮性のある紐がついている。固定紐は耳にかけるイヤーループ型よりも頭と首の後ろで固定するほうが密着性が高くなるので、N95はヘッドバンド式になっている。
N95は医療従事者が感染症患者と接する時の必需品だが、新型コロナの流行以降かなり品薄状態が続いた。そのためアメリカのCDCも医療従事者が優先して使うべきとしていて、一般の人の使用は推奨されていない。
でも残念に思うことはない。正直言って、N 95を日常的に使うのはつけ心地と使い勝手の面からあまりお勧めできないからだ。
というのもその昔、LAで家のDIYリノベーションをした時に産業用の(つまり医療用でない)N95マスクを着けて数時間作業したことがあるのだが、息苦しくて数十分おきにマスクを外して休憩する必要があった。このマスクをつけっぱなしで外で仕事をすることを想像すると、それだけでしんどくなる。
N95マスクは感染した人の治療や世話にあたる人が必要な時に必要なだけ使えるようにしておくのが一番だ。
*注:同等の規格として、日本にもDS2という防じんマスクがある。(2021年9月6日追記)
N95
・アメリカの規格
・CDC(Centers for Disease Control and Prevention、疾病予防管理センター)の下部組織であるNIOSH(National Institute for Occupational Safety and Health、米国労働安全衛生研究所)が認可
・フィルター性能:0.3μmの微粒子を95%以上捕集
・医療従事者向け
KN95マスク

N95と似た規格にKN95というのがあるが、これは中国の規格で、米NIOSH規格のN95に相当する。
平たく二つ折りになっているマスクを開くとテントのような立体になり、ノーズワイヤーで鼻の部分を調整して伸縮性のあるイヤーループを耳に引っ掛けて着けるデザインだ。頭の後ろで固定するN95よりも密着性は劣るもののフィット感はまずまずで、口周りに空間ができて呼吸もしやすい。
一般的には5層構造になっているので、本体部分はしっかりとしていて厚みがある。
昨年アメリカで医療従事者がつけるべきN 95マスクが大幅に不足したとき、CDCの要請に応えたFDA(Food and Drug Administration、食品医薬品局)がN95マスクが供給不足になった時はKN95マスクを代用品として認めるという緊急使用決定(Emergency Use Authorization, EUA)を出した。
ところが、米ノンプロフィット団体の ECRI (Emergency Care Research Institute)が中国から輸入された15社200種以上のKN 95マスクの性能をテストしたところ、その70%近くで米NIOSH規格N95相当の95%以上のフィルター性能を持っていないことがわかり、去年の9月に警告を出している。
FDAは性能を満たしているKN95を認証済みリストにしてウェブサイトに掲載し、医療従事者がN95の代用品としてKN95を使用する場合は認証済みのものを選ぶように指導していたが、現在はN95マスクの供給が追いついてきたため、KN95の緊急使用決定は解除され、全てのKN95マスクの医療用使用が認められなくなっている。
とはいうものの、一般使用は推奨されている。例え医療従事者が使うグレードではなくても、一般用不織布マスクや医療用サージカルマスク、布マスクよりもはるかにフィルター性能が良いからだ。
もっとも、性能が著しく低い「偽物」も市場に出回っているため、購入する際には注意が必要だ。
NIOSHのこのページでそれぞれのマスクのテストの詳細が見られるようになっているのだが、ここでFDAのEUAの欄がYESになっているメーカーの偽物が出回っているのだ。必ずメーカー直販サイトや正規取扱店から買うなどの注意が必要になる。
ただ、これはアメリカの市場での話で、FDAのEUAリストに載っているものの正規品が日本で簡単に手に入るかどうかはまた別の話になる。
KN95
・中国の規格
・フィルター性能:0.3μmの微粒子を95%以上捕集(但し、市場には95%に満たないものが数多く出回っているので注意が必要)
・5層構造が一般的
・一般用
KF94マスク

こちらは韓国の規格で、食品医薬品安全処がテストと認可を担っている。
韓国はマスクを保険用マスク、手術用マスク(医療用マスク)、飛沫遮断用マスクの3つに分類しているのだが、KF94は保険用マスクの規格の1つだ。他にKF80とKF99がある。
KFというのはKorean Filterの頭文字で、その後ろに来る数字がフィルターの精度を表す仕組みになっている。数が大きいほど微細な粒子の遮断率が高くなる。具体的には、KF80は0.6㎛の微粒子を80%以上、KF94とKF99は0.4㎛の微粒子をそれぞれ94%、99%以上捕集できる。
ちなみに、他にもKFADマスクというのがあるが、こちらは飛沫遮断用のマスクだ(ADは Anti Droplet の頭文字)。東亜日報の2020年6月18日付のこの記事によると、日常生活で飛沫による呼吸器感染を予防するために作られたマスクで、粒子遮断性能は55~80%程度らしい。フィルター性能が落ちる分呼吸が楽だということで、夏に好まれて使われているようだが、KF80以下の性能であることをしっかり理解した上で使うのが良い。
KF94は上下にフラップの付いたリーフ型(柳葉型)のものが有名だ(リーフ型でない製品もたくさんある)。
リーフの上と下のフラップを広げるとリーフ部分が弧を描いて口の周りに空間を作るデザインで、呼吸もしやすい。上側のフラップにはノーズワイヤーが付いていて、下側のフラップが顎のラインをカバーする。紐は耳に引っ掛けるイヤーループ式。一般的には4層構造になっている。
KN95マスク同様、残念ながらこちらも市場に偽物が結構出回っている。
見分ける目安は、「의약외품, 식약처 허가」(医薬部外品、食薬処 許可)、あるいは「의약외품, 식품의약품안전처 허가」(医薬部外品、食品医薬品安全処 許可)の文字がパッケージに記載されているかどうかを見るのが簡単だ。もし確実に確認したい場合は食品医薬品安全処の「医薬品安全の国」というウェブサイトの許可ステータス検索ページで検索できる。
ただあいにく、ハングルで入力する必要があり、検索結果も文字表示のみでパッケージ写真が出てくるわけではないため、韓国語ができない場合は少々ハードルが高いかもしれない。
KF94
・韓国の規格
・食品医薬品安全処(식품의약품안전처、Ministry of Food and Drug Safety、MFDS)が認可
・フィルターの性能:0.4㎛の微粒子を94%以上捕集
・4層構造が一般的
・一般用
高性能マスクを試す
高性能マスクのそれぞれの規格や特徴がわかったところで、いくつかお試しして自分にあったものを探すことにした。
試したのはいただきもののKN95を1種類と、いただきもののと取り寄せたKF94マスクを8種類。(KN95は外箱がないのでチェックできなかったが、KF94は全て正規品であることをチェック済み)

試してみて一番最初に気づいたのは、鼻の穴と口の周りに常にしっかりした空間が確保できる立体型デザインは呼吸がとても楽ということだった。
私の場合、プリーツ型の不織布マスクをすると息を吸うたびにマスクが鼻の穴に吸い寄せられてピタッと塞いでしまうので、例え「必要な酸素は入ってきてるはずだ」と頭では分かっていても、息苦しくてたまらなかった。
それを少しでもマシにしようと、ノーズワイヤーと並行する中央部分にマスクの空間を保つための3Dワイヤーが入っている少々お高めのプリーツマスクも試したが、さすがの3Dワイヤーも私の鼻呼吸には抗えず、息を吸い込むと同時に不織布がぴゅっと鼻の穴に吸い寄せられて何の役にも立たなかった。
マスクの内側に空間を作るための市販の器具も試したが、全く役に立たないものからすぐにズレるもの、マスクを外した時に仕舞う場所に困るものまでいろいろで、どうも使い勝手が悪い。
ところが、マスク自体が立体型の高性能マスクは、呼吸をした時も鼻の下と口周りの空間が保たれ、呼吸がとても楽にできる。なるほど、これは良い!
烏天狗型KN95を試す



KN95マスクは5層でしっかりしているため、一旦ノーズワイヤーを曲げてマスク本体の形を折れ線部分で整えると、テントのように空間が保たれる。イヤーループの長さが合っていればフィット感も良い。
だが、しっかりしている分、着けると暑い。冬は良いが、真夏にこれをつけるとマスクの中は滝のような汗が流れる。
しかも、着けると烏天狗のように見えるので、これを着けている時は高下駄と団扇はやめたほうが良いように思う。
リーフ型(3D)KF94をいろいろ試す


リーフ型のKF94マスクも口周りにしっかりと空間ができるので、呼吸も会話も楽ちんだ。
ただ、製品によってサイズと着け心地が微妙に違うので、自分に合ったものを見つけるためにはいくつか試してみるのが良いだろう。というのも、一見縦横サイズがほとんど変わらないように見えても、フラップの形と付き方によって着けた時のサイズ感が全然違うからだ。
例えばこの下の3つだが、私には微妙に大きかった。

左2つはイヤーループをねじったり結んだりして微調整すれば問題ないくらいのゆったり感だが、右の黒いものはリーフは小さいのにフラップがゆったりしていて、私がつけると下のフラップと顎の間に隙間ができてしまう。私の顔のサイズ・形には合っていないということだ。
また、表面や肌に当たる面に使われている素材もそれぞれ違うので、リーフが湾曲した時のハリ感や、肌触りにも差が出てくる。
例えば上の写真左、クリーム色のパッケージのKF94マスクは肌に当たる部分の肌触りが他のマスクとは全く違い、つるんとしている。なんというか、アパレル商品の保護用インナーラップに使われる薄葉紙の光沢のある面のようにつるんとしている。不織布の肌触りが苦手だという人には良いかもしれない。
もう一つ、こちらの下のKF94マスクは4層のうち一番外側の層に小さな穴が4つ開いていた。この穴がなんのためにあるのか説明はないが、通気性をアップするためのものなのかもしれない。(だが着けてみて特に呼吸が楽だとは感じず、逆に穴に若干の不安を感じたが)

サイズ的にはこちらの女性のイラストがあしらわれたBlue Industry社のKF94マスクが小ぶりだった。
これはフラップの鼻に当たる部分が少しだけ丸く凹んだ形にカットされているので付けた時のフィット感も良い。


Airish PlusのKF94もまずまずのフィット感で、比較的安価に手に入るのが嬉しい。(私が買った時は1枚33円くらいだった。)

くちばし型(2D)KF94を試す



リーフ型のKF94が3Dマスクと呼ばれるのに対し、2Dと呼ばれるのがこちらのくちばし型のKF94マスクだ。
形はKN95によく似ていて開くと同じようにテント型になるのだが、こちらは鼻先部分からカーブを描いているせいか着けた時の烏天狗度が低く、たぶん高下駄と団扇を合わせても大丈夫な感じがする。
試したのはこちら。

袋から出した時には気づかなかったが、マスクを開くと鼻の頭に小さなV字型切り込みが現れた。マスクをつけるとこの切り込みのおかげでマスクの座りがよく、ノーズワイヤーをしっかり自分の鼻に合わせて曲げておけばほとんどずれない。
よく考えられている。
また、カーブを描きながら本体をぐるりと縁取る二重のラインのおかげでマスクがそこでしなり、頬のカーブに沿ってくれる。そのせいで鼻、頬、顎のフィット感はこれまで試したどのマスクよりも良い。しかも、リーフ型と同じくこちらも4層なのに、薄いせいか着け心地がとても軽い。
口元にできる空間はリーフ型のものに比べると小さいが、それでも楽に呼吸できる空間がしっかりある。不織布マスクのようにへにょへにょしていないので、息を吸っても鼻の穴を塞ぎに来るへにょへにょなヤツもいない。
これはかなり良い。ひょっとして、高性能マスクはこれに決まりじゃないか?

もう1つのKF94マスクのこちらは、大きなサイズのKF94マスクを探している相棒のために買ったものだ。
伸縮性のある不織布でできているイヤーループは耳当たりも柔らかく、一部をカットすると長さ調整ができるようになっている。
本体はしっかりしていて大きさも相棒にちょうどよい。ラインがシャープなせいか、着けるとアヴェンジャーズの下っ端な一員っぽくてカッコいい。(白だったら新造人間キャシャーンっぽくなっていたと思う)
ただこのマスク、イヤーループ部分までぴったり圧縮されているので開けるのが少々難しい。コツがわかるまで時間がかかってしまった。
おまけにイヤーループを耳に引っ掛けようとグイッと伸ばした途端、本体とイヤーループの接続部分でブチッと切れてしまった。これは具合が悪い。

KF94マスクの逸品

いくつもの高性能マスクをそれぞれ何度か試してみて、最終的に私が選んだ高性能マスクの逸品は Blue Industry のKF94 2Dマスクだ。
やはりフィット感と着け心地が秀逸で、付けている時のストレスが一番少ないのが大きな魅力となった。
次点は同じメーカーのリーフ型3Dマスクで、女性のイラストがあしらわれたパッケージのものだ。
同じメーカーのものが気に入ったということは、きっとこのメーカーが作るものが私の顔の形やサイズに合っているのだろう。
マスク選びで最も重要なのは、なんと言っても【フィルターの性能】と【自分の顔へのフィット】の2つ。いくらフィルターの性能がよくても着けた時にマスクと顔面の間に隙間ができてしまうようでは意味がないし、いくら顔にぴったりフィットしていてもフィルターが花粉しか遮断してくれなければ新型コロナ対策にはならない。
なんせアメリカやヨーロッパでも、一般的なプリーツ型の不織布マスクやサージカルマスクを立体型にプチ加工する方法や、頬のまわりにできる隙間をサージカルテープで留めて隙間をなくす方法を広めているほどで、フィルター性能の良いマスクをフィットして着けることはとても重要なのだ。
少々手間と費用がかかるが、フィルター性能の良いマスクをいくつか試してみて、自分の顔に一番ぴったり合うものを見つけるのが一番だと思う。
ちなみに私が気に入ったマスクを作っている Blue Industry はアメリカのFDAに登録済みの会社で、EUの安全性能基準を満たしている証のCEマークももらっている。アメリカやヨーロッパでも手に入りやすい。
日本ではAmazonや楽天で販売しているので、オンラインで比較的簡単に見つかると思う。
買う枚数によって1枚60〜150円くらいするので決して安くはないが、子供用や幼児用の小さいサイズも作っているし、高性能マスクをお探しの方には是非一度試してもらいたい逸品である。


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