京都の母から梅干しが届いた。
去年は「面倒くさいから瓶ごと干した」という梅干しが送られてきたが、今年は「自分で好きなだけ干して」と赤紫蘇を入れたばかりの「土用干し体験パック付き」梅干しが送られてきた。
梅雨明けを待ち、土用入りしてすぐのカンカン照りの日を選んでザルに並べた梅と赤紫蘇を3日間干す。
カラカラになった赤紫蘇の半分はフードプロセッサーにかけて紫のふりかけにし、残りの紫蘇と梅は消毒した小さな容器に入れ直して上から梅酢を注ぐ。
梅酢は少し取りわけて紅生姜も作ったが、ほんのちょっぴり余ってしまった。
もったいない。さて、どうしよう?
冷蔵庫の野菜室を見ると、少ししなびている大根の切れ端があったので、これで桜大根を作ることにした。
梅酢で作る桜大根はめちゃくちゃ簡単にできる。梅酢に砂糖を少し入れてほんのり甘味をつけ、そこにいちょう切りにした大根を漬け込むだけだ。
混ぜてすぐ食べればサラダ感覚の桜大根だし、材料を全て瓶の中に入れて蓋をし、時々ひっくり返して冷蔵庫で一晩置けばしんなりした桜大根になる。
冷蔵庫で1週間くらい日持ちするし、もう1品欲しい時にも助かる。
でも、かすかに甘くて梅塩っぱい桜大根は汗をかいた夏の昼下がりに麦茶のお茶請けとして食べるのが最高だ。
これさえあれば、熱中症なんてなんのその!
そんな気分になる。

梅酢で作る桜大根

梅酢で作る桜大根
ほんのちょっぴりの梅酢に甘味をつけて、いちょう切りの大根を漬け込むだけで出来上がり。
大汗をかいた夏の日は、冷たい麦茶のお茶請けとしても美味しいです。
甘味はお好みで調整してください。
冷蔵庫で1週間くらい持ちます。
食材
- 大根 10cm分くらい
- 梅酢 大さじ3くらい
- 砂糖 小さじ1〜2くらい(お好みで)
手順
- 大根を薄めのいちょう切りにする。大根の皮はむいてもむかなくても、お好みで。
- 蓋ができるガラス瓶などの容器に梅酢と砂糖を入れて混ぜ、好みの甘さにする。
- 2の容器に1の大根を入れ、蓋をして梅酢が全体に行き渡るように数回ひっくり返し、冷蔵庫に入れる。
- 一晩寝かせると大根がしんなりして全体がピンク色に染まるので出来上がり。