友人から特上の韓国海苔をいただいた。
韓国海苔といっても塩と胡麻油で味付けした小分けパックのあれではなく、味付けされていない昔ながらの海苔の大容量パックだ。

この厚み。15cm以上はあるので、多分十帖は入っているだろう。うひょ〜!
韓国の海苔は日本の海苔のようにみっちりと均一でなく、レースのような隙間があってひらひらと薄い。これに胡麻油と塩をつけて直火で炙ると綺麗な緑色のパリッとしたお馴染み塩ごま油味の韓国海苔になる。
「よーし、久しぶりにうちで炙るか!」と思って封を切ったのだが、なぜか気が変わって「そうだ、今日はあっちにしよう!」ともう一つの好物、海苔ムッチムを作ることにした。
ムッチム(무침)というのはいわゆる和え物のことだ。海苔のムッチムは炙ってパリパリにした海苔をぐしゃっと握りつぶして小さいかけらにし、それを調味料で和えた常備菜で、これさえあればご飯が3杯はいけるというご飯泥棒でもある。
いつもは湿気てしまったあまりものの海苔を炙ってパリッとさせてから作るのだが、今日は贅沢に開封したての特上韓国海苔で作ることにした。
材料
・海苔 5枚
・醤油 大さじ1くらい
・ごま油 大さじ1くらい
・すりごま 大さじ1弱
・砂糖 1つまみくらい
・にんにくのすりおろし 小さじ半分くらい
・粗めの粉唐辛子 小さじ半分くらい
*普段はこれくらいの量で作るのだが、今回は海苔がたっぷりあるのでこの倍量で作っている。
作り方
まずは小さいボールに海苔以外の調味料を全部入れてよく混ぜ合わせる。


混ぜ合わせたら一度味見をする。上の分量の砂糖は隠し味程度なので、味見をしてみてもうちょい甘みを感じたいと思った場合は砂糖をもう少し足すと良い。
お次は海苔を直火で炙る。
ガスコンロを弱火にし、海苔がパリッとした綺麗な緑色になるまで遠火で炙る。
1枚ずつ炙るのが良いのだろうが、うちではいつも2枚ずつ重ねて炙っていた。要はパリッとして海苔の香りが立てば良いのだ。

全部炙り終わったら大きめのボールを用意し、その中で海苔をくしゃくしゃっと握りつぶして小さいかけらにしていく。薄い韓国海苔はパリッと焼けていたら紙屑のように握りつぶすだけで小さなかけらになるが、日本の寿司海苔を使う場合は手でちぎる必要があるかもしれない。


海苔が全部小さくなったら、そこに混ぜておいた調味料を加え、手でよく揉み合わせる。



できあがったのがこちら。

この海苔ムッチムは熱々のご飯に乗せて食べると止まらなくなるので注意が必要だ。
今日もつい、調味料が入っていたボールに熱々のご飯を少し入れて、和えている間に海苔だらけになった手で握り飯を作ってぺろりと食べてしまった。
そして写真を撮るために小皿に取り分けておいたものをちらりと見て、「これで握り飯もう1つ食べられるな」とつい考えてしまうのだからやばいやばい。

とっとと密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してしまおう。
海苔ムッチム

海苔ムッチム
パリッと焼いた海苔を細かくして調味料で和えた海苔のムッチムは韓国の家庭の常備菜の一つです。
韓国産の薄くてレースのようなひらひらの海苔で作ると格別ですが、日本の寿司海苔でも美味しくできます。
焼き海苔(既に焼かれてパックしてあるもの)を使う時は炙るのを省略しても大丈夫ですが、開封済みの海苔で少し湿気てる場合は直火でさっと炙ってください。
砂糖は隠し味程度にしか入っていませんので、ちょっぴり甘さを感じたい人は砂糖を小さじ半分くらいにするのがおすすめです。
保存は密閉容器に入れて冷蔵庫で。
食材
- 海苔 5枚
- 醤油 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- すりゴマ 大さじ1
- 砂糖 1つまみ
- にんにく すりおろし 小さじ半分程度
- 粗めの粉唐辛子 小さじ半分程度
手順
- まずは調味料を合わせる。小さめのボールか器に海苔以外の調味料を入れ、よく混ぜる。味見をして、甘みもっと欲しいと思ったら砂糖を小さじ半分程度まで追加し、味を決めておく。
- ガスコンロに火をつけ、弱火の遠火で海苔を炙る。海苔の香りが立って色が緑色になり、パリッとしたら焼き上がり。
- 焼き上がった2の海苔を大きめのボールの上でくしゃくしゃっと握りつぶして細かくする。だいたい2〜3cm角が目安。
- 細かくした海苔に1の調味料を入れ、手でよく揉み込んで馴染ませていくと量が半分くらいになる。よく馴染んだら出来上がり。
とっても美味しそう♪
家にある食材や調味料で出来るので、作ってみたいです☆
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自分で言うのもなんですが、美味しいですよ〜!
海苔を炙るのが面倒ですが、すごく手の込んだプロ顔負けの料理もちょいちょいと作られるCoccoCanさんなら朝飯前でしょうし、是非お試しください!
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