ソーセージと聞くとまず腸詰めが頭に思い浮かぶと思うが、腸詰めにしなくても肉のひき肉にハーブやスパイス、塩を入れて混ぜたものも立派なソーセージ。
ピザのトッピングに小さなひき肉の塊が乗っていることがあるが、あれがまさに腸詰にしていないソーセージだ。
腸詰めのソーセージを作るのもなんだか楽しそうだが、ずぼら料理は面倒なことは一切省略するのが醍醐味なので、今日はもちろん腸詰にせず、皮なしソーセージを作る。
用意するのは豚の挽肉とハーブと塩胡椒のみ。作り方もとっても簡単だ。
豚の挽肉にハーブと塩胡椒を混ぜ込み、30分以上冷蔵庫で寝かせる。


多分、この「30分以上寝かせる」というのが一番難しいかもしれない。なんせ一度作って食べたらこのソーセージの美味しさの虜になってしまって、早く食べたくて待ってられなくなるから。
でもそこは「寝かせた方がもっと美味しくなる」と自分に言い聞かせてぐっと我慢。
寝かせたソーセージはコインのように丸くするか、あるいは細長く「ソーセージ型」に整形し、フライパンで焼くだけ。


そのまま食べても美味しいし、シンプルなトマトソースを使ったパスタの上に乗っけても美味しい。
ズッキーニやナスの上に散らして乗っけ、オーブンで焼くと立派なメインディッシュになる。
作り置きもできるし、平に伸ばしてラップに包み、あとで割って使えるように箸などで線を入れて冷凍しておくと一品足りない時に使えて便利だ。
ソーセージに入れるハーブだが、殺菌防腐作用のあるセージは必ず入れたい。その他は、ローズマリーやタイム、マジョラムが我が家の定番で、気分によってここにフェンネルシードを入れることもあれば、ニンニクや唐辛子を入れることもある。
そういえば、パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを入れて、サイモン&ガーファンクルの「スカーボロフェア」ソーセージを作ったこともある。
要するに、一度基本のソーセージを作ってみて味がわかったら、そこからアレンジして自分好みのソーセージを作れば良いのだ。
ハーブたっぷりのイタリアンソーセージ

必ず入れたいハーブは殺菌防腐作用のあるセージ
挽肉にたっぷりのハーブと塩胡椒を入れてよく練り、しっかり寝かせるだけで簡単に美味しい自家製の皮なしソーセージができる。
入れるハーブはセージ、ローズマリー、タイム、マジョラムなどお好みで。でも殺菌防腐作用のあるセージだけは必ず多めに入れて欲しい。
塩の量はお好みだが、挽肉100gにつき小さじ1/4を目安にすると良い。
ハーブも塩胡椒も後で足せるので、味見をしてから足りないと思ったら追加すればよい。
食材
- 豚挽肉 300g
- ハーブ(セージ、ローズマリー、タイム、マジョラムなど) 合わせて大さじ3
- 塩 小さじ1/2〜1程度
- 黒胡椒 少々
手順
- ボールに挽肉を入れ、ハーブと塩胡椒を入れてよく捏ねる。
- 1をラップに包み、冷蔵庫で30分〜一晩寝かせる。
- 寝かせたソーセージを好みの形に整形し、フライパンで焼く。
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