無印良品ソファベッドのボーエ・モーエンセン化計画:円柱型クッション

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無印のソファベッドをデンマークのデザイナー、ボーエ・モーエンセンのデイベッド化する計画は一応完了した。

ボーエ・モーエンセン化が完了した無印のソファベッド
ボーエ・モーエンセン化が完了した無印のソファベッド

その夜は出来上がったばかりのソファで早速映画鑑賞会を開催(と言っても、いつもの通り相棒と一緒に映画を見るだけなのだが)。

我が家にはテレビが無く、家で映画をみるときは映像をプロジェクタで壁に投影し、Bose SoundTouchで音を出すというホームシアター形式にしている。

真っ暗な部屋の中でポテトチップスの袋を片手にソファに座り、縦1.5m、横2.5mの大画面で映画を見るのは映画好きにとってはたまらない。

コーヒーテーブルに足を投げ出し、大音量でアクションスリラーを楽しんでいたその夜、映画が始まってしばらくすると、相棒も私もソファの上でもぞもぞし始めた。

映画のスリリングな展開に落ち着きがなくなったわけでは無く、どうも腰のあたりの具合が悪いのだ。

背もたれもマットレスも固めのウレタンでできているソファベッドなので、身体があまり沈まない。それなのに、足をコーヒーテーブルの上に投げ出し、だらっとした姿勢で7メートル先の壁に映し出される映像を見ていると、背もたれのクッションとマットレスと腰の間の空間がだんだん苦痛になってくる。

無印良品ソファベッドのボーエ・モーエンセン化計画:カバーを縫う

その夜は小さなクッションを無理やり2つ折りにして腰に当て、ちょっぴり姿勢を正して映画を見たが、今後のためにもこのソファベッドにふさわしい見た目にも美しいクッションが必要だ。

頭に浮かんだのは、ボールスタークッションと呼ばれる身体を支えるためのこんな円柱型クッション。

最近は円柱形よりも小型の枕のような細長い長方形のものがトレンドのようだが、ボーエ・モーエンセン化した無印のソファベッドには円柱形がよく似合うはず。

2つ作って背もたれクッションの前に1つずつ置くのが美しい。
長さは向きを変えてマットレスの両端に置いても手前にはみ出さないサイズにすれば使い勝手がよく、格好も良い。

ちょうど良いことに、うちには使わなくなった古い羽根枕が2つもあり、それをどうしようかと思っていたところ。枕の皮というのだろうか、羽根を包んでいる生地も随分薄汚れて何度丸洗いしてもきれいにならないので、中身をクッションの詰め物として再利用できればこんなに嬉しいことはない。

クッションの皮はいっぱいある残り物の布を使えば良い。

ということで、早速家にある材料で円柱形のクッションを作ることにした。

縫い方は簡単。

丸くカットした布2枚にボディとなる長方形の布を縫い合わせる。

ボディの腹の一部は縫わずに開けておき、古い枕の皮を切って中身を全て移し替える。枕1つ分の羽根をぎゅうぎゅうに詰め込むのだ。

詰め終わったら腹を縫い閉じれば良い。

なるべく羽根が飛び散らないように詰め替え作業は大きなゴミ袋の中でしたのに全身羽根まみれになってしまったが、あっという間に円柱形のクッションインサートが2つ出来上がった。

ちょうど良いサイズに出来上がった

お次はこの円柱型クッション用のカバーだ。

ソファベッドのカバーを作る時は何色にするか随分悩んだが、ボールスタークッションのカバーを何色にするかはすでに決まっていた。

というよりも、どの生地で作るかすでに決めていた。

「今こそあの布の出番だ!」

とゴソゴソと引っ張り出してきたのは、10年以上前に母からもらった龍村美術織物の美しい絹の布。

黄金色と言ってもおかしくない艶々の金茶の絹糸と明るい卵色の絹糸でペルシャ風の丸い文様が織られている。

「テーブルクロスにしたらいい」と言われてもらったものの、そんなことをしたら醤油のシミやらトマトソースのシミやらをいっぱいつけてしまいそうで、もったいなくて仕舞いっぱなしになっていたお宝。

そのお宝を思い切ってクッションカバーにするという魂胆だ。

光沢が美しい黄金色の布地はグレーのソファの差し色としてさぞかし映えるに違いない。

ドキドキしながら布にハサミを入れ、そのまま勢いで一気に縫ってしまう。

仕上がりがきれいになるので、円の周りには芯を入れたパイピングもあしらう。

クッションの腹の部分にはジッパーもつけ、万が一ポテトチップスで油染みをつけてしまってもすぐに洗えるようにしておく。

ズボラをして、アイロンがけもせずに一気に縫ってしまったので、畳みジワがしっかり残っているが、満足の出来。

これで夜の映画観賞会中もゴソゴソすることなく、心地よく映画に集中できるはず。

その上、昼寝用の枕としてもぴったりなのだ。

Sooim KIM 

面白い映画、演劇、ドラマを求めてあちこちをさまよいつつ、美味しいものを食べ、好奇心にまかせていろいろ作る。

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